このプロジェクトは、日本の自然環境の多くを占めながらこれまであまり顧みられてこなかった里地里山について、その二次自然としての環境や生態系の価値を評価し、持続的な保全と活用の両立をめざし、これらの再生を行うものです。 自然環境系シンクタンクである弊社の目指す目標像は次のようなものです。
このプロセスでは特に、地域資産(農法・工法・作物・工芸・料理法といった郷土の在来・伝統の手法等)と学術研究(生息地保全・SI・HSI・HEP・IBM・IPM等)を用いたアプローチを重視しています。 |
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このプロジェクトでは、里地里山の自然環境や生態系の再生を行う実践フィールドを募集しています。 日本の原風景とも云える里地里山が衰退する大きな要因の1つに休耕・耕作放棄が挙げられます。これらをお借りし、耕作放棄地の新たな活用方法を見出すとともに、ポテンシャルハビタットの確保を進めています。 里山・耕地(耕作放棄地・耕作が困難になってきた耕地等)をお持ちで、生物・自然環境や環境保全型農法等にご関心をお持ちであったり、荒廃を苦慮されておられる個人・グループ・団体(自治会・財産区・グループも含みます)がおられましたら是非ご検討下さい。 お借りしたフィールドは、耕地は耕地として、山林は山林として、里地里山が自力再生可能な状態とした後、お返し致します。再生目標(再生後のすがた)・再生計画・再生後の管理方法につきましても事前に協議させて頂きます。土地の権利関係(地目・登記等)の変更を伴うものではありません。(→詳細) |
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このプロジェクト用に弊社が管理する再生サイトを実践・実学フィールドとして提供しています。見るだけ・触れるだけ・利活用するだけのスタイルから一歩進んだ能動的・積極的な保全・再生アクションへトライしていくチャンスです。 対象は、学術研究や学校教育・社員研修・市民活動・団体・個人等、プロ・アマチュアを問いません。 制約は特に設けていませんが、ご使用目的とその実現手段がこのプロジェクトの主旨(中でも、地域資産の活用・生息地保全の考え方の尊重・SIを通じた環境要件の充足)と合致すること、習得成果のトランスファー(成果発表・企画展・学会発表・論文執筆・ナレッジベース登録等)へご協力頂けること、及び、一般参加型アクティビティを企画・開催頂くこと、を同意事項としています。 研究目的・手法の構築をはじめ、自然再生実践カリキュラムの提供等、さまざまなシーンを自然環境系シンクタンク・コンサルタントとしてサポートしています。(→詳細) |
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このプロジェクトの成果・便益は最終的にはフィールドをご提供頂いた方々に還元されますが、このプロジェクトを通じ再生される里地里山の環境や原風景は地域社会や日本人のコモンズ(共有地・共有財)とも云えるものです。 そこで、こうしたコモンズの再生にご協力頂けるコラボレーションパートナを法人・公共機関・個人を問わず広く求めています。コラボレーション形態は、多様かつ柔軟にご相談頂けます。(→詳細) |
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